今年も嫌な季節がやってきましたね。私も30年来の花粉症です。花粉症は冬が過ぎ、暖かい時期になると悩まされる方が多くなってきます。今や国民病とも言われ、環境省の調査によると花粉症全体の有病率は30%近くにもなります。
原因は
多くの方が悩まされる花粉症ですが、実は腸内環境が関わっている事が解ってきています。
腸には体の免疫細胞の70%が集まっています。この免疫細胞は、腸内環境が乱れると免疫機能が過剰に働いてしまい、本来、異物ではないはずの花粉を異物と認識します。その結果、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・頭痛・頭重感などの症状が現れます。
花粉症対策に、鍼灸が効果的であることが、少しずつ認知されてきています。
花粉症は、東洋医学で肝と脾と大腸の不調によってひきおこされると考えられています。肝と脾は、ストレスや消化器系などと深くかかわります。
対策は?
1日のうちで最も大腸の働きが活発になるのは、朝5時から7時の間。腸内環境を整えるためには、できるだけ毎日、朝6時から8時の間に起床して、排便する習慣を心掛けてください。起きたらまずは水を飲むようにすると、大腸の働きが促されて、排便しやすくなります。
また、鍼灸治療などで乱れた身体のバランスや自律神経を調節し、腸内環境を整えることができます。腸内環境を整えて、免疫機能が正常に働くようになると、花粉への過剰反応が抑えられ症状が軽減しやすくなります。腸内環境を整えるには時間がかかるので、花粉の症状が出る前からの対策が必要です。
明石市や加古川、神戸市で花粉症やアレルギーでお悩みの方は、ぜひ寿鍼灸院にご相談ください。