夫婦生活が正常で妊娠を希望しているにもかかわらず、3年以内に一度も妊娠を経験しない場合を原発性不妊症、妊娠の経験がありその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊症と言います。
妊娠を希望する夫婦の80%は結婚後1年以内に、10%は2年以内に妊娠するといわれ、残10%が不妊症ということになるが、近年増加しており、 7人に1人が不妊症とも言われています。
女性の不妊症の原因
①排卵因子
月経周期が25日~38日型で、基礎体温が二相性の場合は心配ないが、これにあてはまらない月経不順は、排卵障害の可能性がある。
② 卵管因子 性器クラミジア感染症などの性感染症や子宮内膜症は、卵管の閉塞や卵管周囲の癒着を起こし、卵管に卵子が取り込まれにくい。虫垂炎など骨盤内の手術後、卵管周囲の癒着をきたすことがある。
③子宮因子
子宮筋腫の中でも子宮の内側へ隆起する粘膜下筋腫は、受精卵の子宮内膜への着床を妨げたり、精子が卵子へ 子宮内膜ポリープが子宮内腔に癒着をきたし、月経量が減少する状態をアッシャーマン症候群と呼び、着床を妨げることがある。
また、先天的に子宮が変形している子宮奇形では、不妊症より、むしろ反復する流産の原因となりやすい。
④ 頸管因子
通常、排卵期には透明で粘調な帯下 (おりもの頸管粘液量) の増加がみられるが、 子宮奇形や子宮頸部の手術 、子宮頸部の炎症などにより、頸管粘液量が少なくなると、精子が子宮内へ貫通しにくくなる。
⑤免疫因子
何らかの免疫異常で抗精子抗体 (精子を障害する抗体) や精子不動化抗体 (精子の運動を止めてしまう抗体)を産生する。
⑥原因不明不妊
不妊症の検査をしても、どこにも明らかな不妊の原因がない場合を原因不明不妊といい、 不妊症の 1/3 をしめるといわれており、 夫婦の年齢が上昇すると割合が高くなることが報告されている。
なぜ妊活に鍼灸が効くのか?
赤ちゃんができにくい人は子宮や卵巣への血流が悪くなっています。鍼灸を受けると、全身の細い血管の血流もよくなり、子宮や卵巣の血流も上がります。更に、脳の血流も良くなり、ホルモンバランスが整います。
さらに、鍼灸は卵子の質を良くします。鍼灸では子宮や卵巣への血流がよくなるだけでなく、脳の血流量も増え、ホルモンバランスも良くなります。年齢をかさねていくにつれ、卵子の質が落ち、妊娠しにくくなるといわれています。卵子の質が良くないと、せっかく受精しても受精卵がきれいに分割せず、移植まで進まない場合もあります。鍼灸によって元気な受精卵が順調に成長していきやすくなります。
通院頻度について
未成熟卵が成熟卵に成長するまでに、約半年かかります。最初は週に2回のペースで来院いただき、身体が整ってくると週に1回のペースをお勧めしています。卵子の質が良くなるだけでなく、子宮内膜も厚くなるので、着床障害や流産などの予防にもなります。
こんな症状でお悩みではないですか?
- なかなか妊娠しないけど、自然の力で妊娠したい
- 卵子の質が悪いと言われた
- 検査では問題はないけど、妊娠しない原因がわからない
- 高温期が続かない
- 高齢だからと言われた
- タイミングをとっているが、なかなか妊娠できない
- 子宮内膜が厚くならない
- 採卵したが数が少なかった
- 流産を繰り返してしまう
- 妊活をすることがつらい
- 周りに相談できる人がいない
これらのお悩みをお持ちの方は当院にご相談ください。
妊活で重要なのは、健康な体とメンタル的な余裕です。妊活そのものが、プレッシャーを感じストレスになります。体やメンタルに不調を抱えたままではなかなか妊娠できません。
不調をあまり感じない体づくりには、鍼灸治療と生活習慣の改善を組み合わせて妊娠・出産に耐えられる健康な体を手に入れるのが一番と言えます。
明石市で不妊治療をお探しの方は、寿鍼灸院にご相談ください。