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湿度や暑さと身体の不調

身体は本来、徐々に暑さに慣れていくようにできていますが、最近は気候変動の影響もあり、まだ暑さに体が慣れていない5月に猛暑日になることもあります。また6月以降は気温と湿度が上がり、さらに7月以降は、連日の猛暑のために体調を崩す人が続出します。電車やお店、オフィスでは冷房の設定温度がかなり低い場合もあり、屋内は寒いのに、屋外では猛烈な暑さに襲われます。また気温差の大きい屋内と屋外を一日に何度も行き来すると、体温調節が上手くいかず自律神経が乱れ、汗の調節や内臓の働きが鈍り、疲れが溜まりやすくなります。

「湿邪」とは?

東洋医学では、体の外と内側に溜まった水分を「湿邪(しつじゃ)」、高い気温による熱を「暑邪(しょじゃ)」と呼びます。

 体の外側と内側の水分バランスが崩れて様々な不調を引き起こす「湿邪」は夏バテの原因にもなります。湿度の高い環境では、十分に汗をかくことができず、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなり、血流が悪くなります。湿邪による不調としては、頭痛、頭重、肩こり、だるさ、足のむくみ、皮膚のかゆみ、湿疹、おなかの張り、下痢、イライラ、気分の落ち込み、等があります。

湿邪の影響が出やすいと言われるのが皮膚で、湿度による発汗で汗が毛穴にたまり、皮膚にかゆみや湿疹が出る人もいます。皮膚の表面にたまった汗が筋肉や関節に負担をかけ、首や肩こり、腰痛の原因になることもあります。冷房により汗が冷えることも不調の原因になるので、冷房の効いた屋内や電車の中では、膝かけをしたり、首にストールを巻いたり上着を羽織ったりして、体を冷やさないように心掛けましょう。「湿邪」には、除湿と冷え対策を心掛けましょう。

対策は?

 おすすめは足のツボ押しです。むくみに効くツボは膝下の少し飛び出た骨から外側、指4本分下のあたりにある「足三里」というツボと、足裏の中央のくぼみにある「湧泉」です。ゆっくり5秒ほどかけて、痛気持ちいい程度に5回から10回するのがいいでしょう。

「暑邪」とは?

 連日の暑さによる体調不良を「暑邪」と呼びます。暑邪が引き起こす症状は、熱中症とほぼ同じと考えられていて、高熱、顔面紅潮、口の渇き、発汗過多、だるさ、食欲低下などです。暑邪には熱の排出とミネラル補給が効果的です。体に熱が籠もったり発汗しすぎたりすると、冷たいものを口にしたくなりますが、そうすることで胃腸機能が低下し、潤いの不足や口の渇き、夏バテ、下痢、倦怠感を引き起こします。

対策は?

 もし、熱中症になったら、霧吹きで水をかける、わきの下や首筋などを氷で冷やす、うちわや扇風機で風を当てたりしましょう。また、熱中症を予防するには、塩分や水分補給、日傘や帽子、日陰を利用、涼しい服などが効果的です。

明石市で気象病、肩こり、頭痛、耳鳴り、自律神経失調症などの不定愁訴でお悩みの方は、寿鍼灸院にご相談ください。

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