夏の暑さにより、胃腸の働きが弱ることで、身体の中の「気・血・津液」を作る機能が低下し、潤いが不足して、燥邪が体内に入り込んでしまいます。この季節は燥邪という外邪が盛んになります。燥邪によって、乾燥した空気が肺の働きを低下させるため、せきやぜんそく、痰が出たりします。また津液（身体の水分）が少なくなり、体の内側も乾いてきます。
また、皮膚のかさつきや抜け毛、のど・口の渇きなども見られます。その為、乾燥を防ぐことと保湿することが大切です。
これらの症状は、夏場に冷たいものを摂りすぎていたり、甘いものを摂りすぎていた結果、胃腸の働きが弱り起こる場合が多いです。
また、気温や湿度の変化が大きいときには、自律神経が乱れやすくなります。自律神経、と言えばストレスが原因で「自律神経失調症」や「うつ病」のイメージがあると思いますが、体温の調節なども自律神経によって調節されています
そんな自律神経の乱れの解決法は、単純なようですが、夜にしっかり眠ることです。
睡眠は、こういった気候の変化の大きい時期の疲れを取るには何よりも有効です。
あとは、軽い運動やストレッチしたり、ゆっくり入浴したり、好きな音楽を聴いたりするのもおすすめです。
また、鍼灸治療は自律神経を調節することを得意としていますので、夏バテ、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、肩こり、腰痛、むくみ、睡眠障害、生理痛など、原因不明の様々な症状でお困りの方は、ぜひ寿鍼灸院にご相談ください。
