普段から、何となく体がだるい、疲れやすい、体が冷えるとか、頭痛や肩こり、めまい、不眠といった体の不調を感じる自覚症状はありませんか？
東洋医学では「未病」といって病気と健康の間を指す言葉があります。 症状はあっても西洋医学的には原因が特定できない漠然とした不調も未病にあたります。 「未病治」は予防医学の原点ともいえます。
30～50代の男女それぞれ1200人に、「健康と未病」に関するアンケートを行ったところ、性別に関係ななく、8割を超える方が、「疲れやすい」などの、何らかの不調を感じているそうです。
健康診断や人間ドックで異常がなかったとしても、数ヶ月後に深刻な病気が発病したという人がいるのは、そういう理由です。未病という考え方を積極的に取り入れ、その時点で進行を防ぐための対策をとれば、病気はもっと少なくなるはずです。
病気にならないためには、未病のサインを見逃さないことがとても大切です。どこかに不調がある場合、体は必ずサインを出してくれます。しかし、最初のうちは大きな苦痛をともなうサインではないので、ついつい見逃してしまいます。
眠れない、食欲がない、手足が冷える、めまいがする、頭が痛い、肩や首がひどく凝る、便秘がち、肌が荒れる・・・。こうしたサインが出ているときには、どこかに異常があるかもしれないと考えて、毎日の生活をチェックしてみましょう。不規則な生活が続いていたり、食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしていないだろうか。運動不足ではないだろうか……等々。そして、何か不調の原因として思い当たることがあれば改めます。そうした心がけが、病気から身を守るためにはとても大切なことなのです。
東洋医学では「病気ではなく病人をみる」といったように、人に主体を置いて身体全体のバランスをみるといった特徴があります。病名がつかない不調（未病）にもアプローチできるという点があげられます。身体のバランスの乱れから発せられたSOSサインが症状やお悩みにつながっていると考えますので、症状が出ているところだけではなく、根本を正そうとすることから改善を目指します。そのため、気になるお悩みの改善を目指す過程で、他の気になるところが改善されるということはよくあるケースです。このような治療は鍼灸治療が得意としています。
でも自分の身体の事は、自分ではなかなか気が付かないものです。
明石市、加古川市、高砂市などで何か身体の不調が気になる時は、寿鍼灸院にご相談ください。
