皆さんは、春になると疲れやすい、頭痛、肩こり、首こり、花粉症、腰痛、冷え、便秘などいった不調はないでしょうか?
このような症状は、自律神経の乱れによって引き起こされています。

春に自律神経が乱れる原因は?
1.寒暖差や気圧の変化
日中の寒暖差によって、交感神経が優位に働きすぎ自律神経のバランスが乱れ、疲れやだるさを感じやすくなります。
2.花粉症
花粉症により免疫機能が過剰な状態になるため、それにより体力が低下し、眠気や体のだるさを感じます。
3. 日照時間の変化
冬に比べて日照時間が長くなり、足元は冷え、顔の近くは暖かくなり、上半身に多くの血液が上り、下半身に必要な血液が行き届いていない状態です。冷えているのにのぼせのような感じになります。
4. 生活環境の変化
卒業や進学、就職や転勤など、生活環境が大きく変化し、ストレスを感じやすくなり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
対処法は?
東洋医学の考えでは、春はエネルギーを発散させる季節です。冬の間に身体に溜まった老廃物を排出し、春に新しい芽を出すためのエネルギーを蓄える季節です。人間も本来は、冬にため込んだエネルギーを使って活発に動き出せるはずです。
自律神経を整えるには、人との会話、運動、朝日を浴びながらウォーキング、音楽を聴く、お風呂に浸かる、深呼吸をする、笑顔になるなどです。これらが副交感神経の活動を促進します。そのため、春は特に生活習慣を見直すことが大切です。
(1) 運動をする~身体を動かして気血の巡りをよく します。 春は肝気が盛んで、のぼせやすく動かないと上下のバランスが悪くなります。 散歩や体操を毎日しましょう。
(2) 日光浴~春は陽気を養う季節なので 積極的に外出しましょう。
(3) 楽しく過ごす~人との会話、音楽を聴く、お風呂に浸かる、深呼吸をする、笑顔になるなどです。
(4) 鶏肉で肝を養う 〜鶏肉は五行で木に属し、 肝を養い消化が良く胃腸にやさしい。
(5) 睡眠を十分にとる~春の寝不足は肝血が不足し 肝が高ぶり心が不安定になります。
また、おすすめの食事は
■苦みの食べ物
春は菜の花、 フキノトウ、タケノコ、 タラの芽、 わらび、などの苦み内臓の働きを活性化させます。
■肝気を盛んにする食べ物
春の低温の内はタケノコ、ニラ、にんにくの芽などで肝気を適度に盛んにする。
■気を巡らせる食べ物
気を巡らせる酸味の強い柑橘類や春菊、 ジャスミン茶。

鍼灸治療は自律神経を調節することを得意としていますので、頭痛、突発性難聴、耳鳴り、アトピー性皮膚炎、肩こり、腰痛、睡眠障害、生理痛など、原因不明の様々な症状でお困りの方は、ぜひ明石市の明石駅徒歩3分の寿鍼灸院にご相談ください。