スマートフォンやタブレットを使うことが多くなり、眼の疲れから肩こりや頭痛が悪化する方が増えています。
人間は本来、獲物を狩るなど遠くを見るときは緊張し、人と接するなど近くを見るとき、眼の筋肉はリラックスするようにできています。しかし現代では、パソコンでの仕事など、緊張しながら近くを見る機会が増えました。
これは、人間にとっては非常に苦痛であり、自律神経が乱れやすくなり、眼精疲労を引き起こしてしまいます。
パソコンやタブレットを長時間使用する際は、少なくとも1時間に1回は席を立ち、遠くを眺めて眼を休めましょう。また、照明や画面がまぶしすぎないようにすることも重要です。
対処法は?
目が疲れたときに冷たいタオルを当ててスッキリさせる人がいますが、これは血管を収縮させてしまうので逆効果です。温めて血流を改善させ、疲労物質を排出させることが大切です。また、温めることで眼の周りの筋肉がリラックスし、涙液の分泌も促進されます。
また、目以外に全身の不調があったり、ストレスが強かったりすると、疲れを強く感じやすくなります。
目だけではなく、体全体や心の状態にも注意を配る必要があるでしょう。
日頃から無理をしないことが大切です。
ご自身でできるセルフケアは、目や頭の周りの筋肉を自分でほぐすのも有効です。
眼精疲労、後頭部痛のときのおすすめのツボ
ツボ:風池(ふうち)
場所:頭の後ろ、髪の生えぎわにあります。
両親指の腹をツボにあて、他の四指は頭を支えて親指で強めに十秒ずつ十回くらい押します。
明石市で、眼精疲労や肩こり、自律神経失調症などにお悩みの方は、寿鍼灸院にご相談ください。